代表から

代表から

監督:宮代 一利

初めまして、武蔵野ウイングスサッカークラブの監督、宮代一利です。

サッカーはなかなか難しいスポーツですが、それだけにとても魅力的だと思います。足でボールをコントロールするのですから、普段の日常生活ではやらないことをしなければなりません。簡単にうまくはなりませんが、選手は皆平等に手を使うことができません(ゴールキーパーは使えますが、また、別の難しさがあります)ので、互いに苦労しながら試合をする訳です。それでも、練習をしたり、試合をしたりという経験を積み重ねていくと、だんだんと難しかったことができるようになります。試合の応援に来たご家族の大人たちが「しっかりやんなさいよ、なにやってるの~!」と叫んだら、「じゃ、一緒にやってみてよ」と一言逆襲してください。子どもになんて負けないと思っているお父さん、お母さんも、大人だからって言って、簡単に勝てないのです。ここがサッカーの魅力で、楽しいところだと思います。

小学校6年間のウイングス時間を過ごして、たくさんの思い出と共に成長した自分の姿を振り返ると、いろいろあったけど楽しかったなと言ってたくさんの選手たちが卒業して行きました。大人になっても小学校時代に一緒にサッカーにチャレンジした仲間は一生の友となります。チームで戦うので、選手たちがお互いの特徴を理解し、仲間を信じ、弱点をカバーしながらチームが出来上がって行きます。

では、そんなチームとして成長するために最も大切なことは何か。人間はどんな時に最も成長するのか。苦しい練習に耐えることが一番でしょうか。地道な反復練習の積み重ねでしょうか。練習は大切だと思います。では、どうしたら頑張って練習を続けることができるのか。最も大切なことは、まず、選手がサッカーを好きであること、ウイングスというチームが好きであることだと思います。好きであれば、夢中になってサッカーに取り組むこと間違いないです。夢中になってやったら、必ず上達します。そんなチームにしたいと考えています。

コーチもたくさんいます。サッカーの経験があってとても上手なコーチ。サッカーは素人だけど、子どもの心を掴んで温かく包み込んでくれるコーチ、いつも選手たちのためにグランドに現れて、必ずそこにいてくるコーチ、いろいろなタイプのコーチがいます。お子さんがウイングスに所属したことを契機にコーチになったお父さん、お母さんがたくさんいます。OB・OGもコーチとして来てくれます。子どもにサッカーを教えるためにコーチになるのですが、ふと気付くと選手たちからたくさんのことを教えられたり、コーチの方が選手たちから元気をもらったりしています。家族ぐるみ、地域ぐるみで出来上がっているのがウイングスだと思います。大人も楽しい仲間になりましょう。

このご挨拶だけではお伝えしきれないことが山のようにあります。グランドで待っています。まず、足を運んで頂き、必死にボールを追いかけている選手たちを見に来てください。たくさん汗をかいて、頑張って練習をしていますが、笑いに満たされ、笑顔がいっぱいの世界が皆さんを待っています。